花 桜 ソメイヨシノ

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花　桜　ソメイヨシノ

春の景色を美しく彩るサクラ。淡いピンク色の花を枝いっぱいに咲かせて春の訪れを告げ、
はかなくも潔く散っていく姿は、日本人の心に響くものがありますね。

春の風物詩ともいえる「桜前線」や「開花宣言」。桜の開花を今か今かと待ちわびて、
愛でる文化を持つ日本人のために、昭和３５年から新聞にサクラ開花予想が発表されるようになった。

サクラ開花の標準の木となるのは、ソメイヨシノという品種。
わたしたちが一番馴れ浸しんでいるサクラがソメイヨシノでしょう。
ほぼ全国にあり、花や葉の特徴が同じであり、同一条件ならばサクラ開花日も同じになる特徴が。

それもそのはず、桜　ソメイヨシノはすべてクローンなんです。
種子から育つのではなく、すでにある木の一部を切り取り、
接木や挿木で育つものだそうです。

日本人の桜好き・お花見好きは、世界にも類をみません。
しかし、桜・お花見の海外の反応は良好です。
約９９％の人が、日本の桜が好きと答えたある調査もあるくらいです。
残りの１％はどちらでもない。まったく好きじゃないは０％！

外国では果実が多くたわわに実る品種が好まれ人気が高いのに対して、
日本では花を愛でるために見栄えを重視して品種改良が昔から多くなされてきたことも
日本人の花　桜　ソメイヨシノに対する思いの深さがうかがえますね。

卒業や別れ、新しいスタートの新生活など、人生の転機とともに咲く花　ソメイヨシノ。

桜　ソメイヨシノの他にも、サクラは野生種や栽培品種など合わせると
３００種類はあると言われています。全国各地に名所や名木もあります。

サクラサク、この地球上に花を見る心がひとつになって、人々が仲良く暮らせるように。
そんな日本人の和の心をサクラに思いを託してきたのかもしれませんね。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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